20180530

ラジオについて。

ラジオを聞き始めたのは、大人になってからである。

中高生のときは、勉強中にラジオを聴くという漠然としたイメージがあり、そのイメージを具現化するために、高校のときに何度かラジオを聞いてみたことはある。

昔から早寝なので、夜10時くらいにやっていた広末涼子やジュディアンドマリーのラジオが限界。広末が「早稲田受かりました」的なことを言っていて、「あっそ」と思った記憶がある。そのころは夢中になるほど面白くもないと思い、3年間で通算10回も聞いていない。

そして、ラジオを聴きながら勉強などできない。

 

時を経て、2007年ごろ、ポッドキャストくりぃむしちゅーのラジオを聞いた。

これが面白くて、なんども聞いた。リチャードホールのDVDを観ていたということもある。

当時、早朝にバイト出勤というシフトがあり、憂鬱の極みだった。まだ日も明けぬ駅のホームで、スターダスト有田を聞きながら、なんとか日々をしのいでいたことを懐かしく思い出す。

大学院で、ラジオ好きに出会う。その人は伊集院のコアなファンだった。試しに伊集院を聞いてみたが、アクが強く、受けつけなかった。そのころの私はいまだくりぃむしちゅーのラジオ一辺倒で、放送は終了していたのだが、ユーチューブで過去の放送をあさり、聞いていた。そして、くりぃむしちゅーのラジオのハードリスナーだったという人とも出会い、過去の放送をまとめたUSBを借りたりもした。中高生のときにこういう深夜ラジオにはまっていたら、楽しかったかもしれない。しかし、夜中2時、3時に起きているということは今も昔も、私にはできない。ネットのおかげで、深夜ラジオを聞けている。

昨今、独立したくらいから、伊集院にはまった。ドクターペッパーのような、ストレートには受け付けないが、クセになる。構成のわたなべさんの笑い声が初めはムカついていたが、聞き進めるうちに、関係性がわかったり、単純になれもあって、どうとも思わなくなった。昔の方が激しいので、ユーチューブで昔の音源をあさって聞いている。

また、朝、テレビをつけると子どもがテレビに夢中になって朝食を食べなかったりするので、ラジオを付けることがある。FMのクロノスがちょうどいい。日中、事務所ではずっとFMが流れている。住吉美紀やら、名前を知らないがこざかしい好青年やらがしゃべっている。夕方、車の中でスカイロケットカンパニーを聞くのはいい。

こうしてみると、結構ラジオを聴いている。少なくともテレビよりは接している時間がながい。聴覚だけでいいので、「ながら」がしやすいのが一因か。

嗜好なので勝手にすればいいのだが、私は時期によって特定の芸人のラジオしか聞かない傾向にある。はまったものしか興味がなくなる、というと少しかっこよくなる。

ただ、反省として、視野が狭いと同時代にある面白いものに気づかない、ということがあるので、積極的に聞いたことがない人のラジオも聞いてみようと思う。

勝手にすればいいと思う。